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火星探査機インサイトが現地で自撮り。装置の設置場所も撮影

sorae.jp 2018年12月12日 17時54分

NASAの火星探査機「インサイト」は、搭載されているロボットアームに設置されたカメラ「IDC(Instrument Deployment Camera)」を用いて初の自撮り撮影を行いました。

この画像は11枚の画像を合成したもので、火星探査機キュリオシティの画像と同じ工程で作成されたものです。自撮り写真には2枚のソーラーパネルを含むインサイトの全体が写されています。さらに、自撮りだけでなく観測装置を設置検討している場所も公開されています。

こちらも同じ要素で撮影した52枚の画像を合成したもので、紫色の三日月型に区分けされた内側に「火星地震計SEIS」と「地中熱流量計測装置HP3」および、3〜5メートルの穴を掘って内部の熱エネルギーを計測する「温度計測装置(Heat Flow Probe)」を設置する予定です。

▲インサイトのイメージ図

インサイトは、岩石類が比較的少ないエリシウム平原に着陸しています。
各装置は、平坦な場所でこそ性能を最大限に発揮することができるため、平原の特性を活かした最善の場所に設置するため、細心の注意を図っています。

 

Image Credit:NASA/JPL-Caltech
■NASA’s InSight Takes Its First Selfie
https://www.nasa.gov/feature/jpl/nasas-insight-takes-its-first-selfie

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