米スペースXは2018年12月23日、「ファルコン9」ロケットを打ち上げました。ロケットに搭載されていた次世代GPS衛星の1機目となる「GPS III」は分離に成功しています。
フロリダのケープ・カナベラル空軍基地から2週間遅れで打ち上げられたファルコン9は、離昇から2時間後に人工衛星を中軌道へと投入。なお、ロケット第1段の回収は行われませんでした。
そして今回打ち上げられたのは、次世代GPS衛星を構成する「GPS III」のうち、10機から構成される「ブロックIIIA」の最初の1機となります。なお、GPS IIIは10機のブロックIIIA、22機の「ブロックIIIF」の打ち上げを予定しています。
GPS IIIは現行世代GPSの3倍の正確性とより強力な電波の送信、さらに現行世代やヨーロッパの衛星測位システム「ガリレオ」と互換性のある測位電波の送信を実現します。
Image Credit: スペースX
■SpaceX Launches Super-Accurate Next-Gen GPS Satellite for US Air Force
https://www.space.com/42774-spacex-launches-next-gen-gps-satellite.html
(文/塚本直樹)