「Arp 148」は「メイオール天体」とも呼ばれる、おおぐま座の方向約5億光年の距離にあります。
奇妙な形をしたこの銀河は、2つの銀河が衝突した結果形成されました。銀河の衝突によって互いの物質が中心に引き寄せられた後、衝撃波効果によって右側の環状銀河部分が作られたと考えられています。また、赤外線波長を用いた撮影により、可視光では観測することのできない銀河の中心を横切るダストレーンの存在も明らかにしています。
この画像は、ハッブル宇宙望遠鏡の掃天観測用高性能カメラ「ACS」の紫外線、可視光、赤外線を用いた4つのフィルターによって撮影され、2008年4月に公開されたものです。
Image Credit:NASA, ESA, the Hubble Heritage Team (STScI/AURA)-ESA/Hubble Collaboration and A. Evans (University of Virginia, Charlottesville/NRAO/Stony Brook University), K. Noll (STScI), and J. Westphal (Caltech)
■Arp 148
https://www.spacetelescope.org/images/heic0810ae/