無人探査機「ニューホライズンズ」が捉えたカイパーベルト天体「ウルティマ・トゥーレ」のカラー版の高解像度画像が公開されました。
この画像は、ニューホライズンズに搭載されている広角多色可視画像カメラ「MVIC」によって6,700km離れた位置から撮影し、1月24日に公開された高解像度画像を元に、Thomas Appéré氏が加工を行ったもの。モノクロ画像では「雪だるま」の様に見えていましたが、カラー画像では「じゃがいも」感が強いですね。
また、「ウルティマ・トゥーレ」は長さは33kmで、大小2つの天体が合体したような形状で、高解像度画像からは、クレーター跡の少ない非常に滑らかな表面である事が分かります。この「最果ての地」を意味する名を持つ「ウルティマ・トゥーレ」を研究することで、初期の太陽系や惑星の誕生の秘密がまた一つ解明されるかもしれません。ニューホライズンズから次々に送られてくるであろう最新画像に期待が寄せられます。
Image Credit:NASA, JHU’s APL, SwRI; Color Processing: Thomas Appéré
■Ultima Thule from New Horizons
https://apod.nasa.gov/apod/ap190129.html
http://pluto.jhuapl.edu/News-Center/News-Article.php?page=20190124