この画像は、ハッブル宇宙望遠鏡の「OPAL(Outer Planet Atmospheres Legacy)」プログラムに新しく追加された「天王星」の姿。2019年2月11日に公開されたこの画像は、ハッブル宇宙望遠鏡の広視野カメラ「WFC3」の4つの可視光フィルターが用いられています。
これまでにもハッブル宇宙望遠鏡は、この巨大氷惑星の様々な興味深い画像を撮影し公開してきました。
2006年には、衛星アリエルが天王星を横切る際にできた影を捉えており、2011年には天王星の大気中で発生した微弱なオーロラの撮影に成功しています。
そして今回撮影された天王星は、まるでカラフルな飴玉の様な模様をしており、一般的なイメージの薄緑よりも青く、そして北半球に「巨大な雲」を纏っています。ポップな飴玉、または天然石のターコイズの様ですね。
この巨大な雲が発生する現象は、天王星の季節に関係しており「夏」である北半球が太陽に照らされ、メタンの雲の濃度が高まっていることが起因とされます。
Image Credit:NASA, ESA, A.A. Simon (NASA Goddard), and M.H. Wong and A.I. Hsu (University of California, Berkeley)
■Adding to Uranus’s legacy
https://www.spacetelescope.org/images/potw1906a/