イスラエル宇宙局はOHBシステムと、月への商業輸送サービスに関する協力を発表しました。ESA(欧州宇宙機関)からのペイロードの搭載が想定されるこの計画では、イスラエルの民間企業ことスペースILが開発する着陸船「ベレシート」の利用が想定されています。
スペースILはもともと、月探査レース「グーグル・ルナ・Xプライズ」に参加していたチーム。レースが達成チーム無しで終了した後にも、独自の月輸送サービスを計画しています。
ベレシートは数十キロのペイロードの搭載が可能です。すでにフロリダ州ケープカナベラル空軍基地へと輸送されており、スペースXの「ファルコン9」ロケットにより、インドネシアの通信衛星「PSN-6」の副ペイロードとして打ち上げられる予定です。
Image Credit: スペースIL
■Israel Aerospace Industries Partners with OHB On Moon Delivery Services
https://www.space.com/43162-israel-aerospace-industries-moon-delivery-partner.html
文/塚本直樹