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銀河の”束の間の触れ合い”によるスターバースト

sorae.jp 2019年3月11日 2時29分

この画像は、りょうけん座の方向約2500万光年先に位置する銀河「NGC 4485」をハッブル宇宙望遠鏡の掃天観測用高性能カメラ「ACS」が捉え、2014年5月に公開されたものです。

この銀河の不規則な形の原因は、近くにある巨大な渦巻銀河「NGC4490」との相互作用による影響。画像中心部分には、活発な星形成活動のスターバーストが見られます。
「NGC 4485」と「NGC4490」は約24000光年離れた銀河のペアであり、アープ・アトラスの特異銀河の天体カタログでは「Arp 269」として登録されています。

マウント レモン スカイセンター天文台が捉えた 「NGC 4490(左)」と「NGC 4485(右)」

「Arp 269」は、これから衝突する訳ではなく、遠い過去に2つの銀河は衝突を経験しています。それぞれ一般的な渦巻形状だった銀河が衝突による影響を受け、沢山の星形成領域を持つ歪んだ不規則銀河となりました。

また、「Arp 269」は、銀河を繋ぐ幻想的な星形成領域の軌跡が特徴とも言えますが、一般的に「まゆ銀河」と呼ばれる「NGC4490」の方にフォーカスされることが多い天体です。

 

Image Credit:ESA/Hubble & NASA Acknowledgement: Kathy van Pelt ・Adam Block / Mount Lemmon SkyCenter / University of Arizona.
https://www.spacetelescope.org/images/potw1419a/

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