中国は「長征3号B」ロケットの打ち上げを実施しました。ロケットに搭載されたTV放送衛星「Chinasat 6C」の軌道投入は成功しています。
長征シリーズにとって300回目となった今回の打ち上げは、西昌衛星発射センターから実施。打ち上げには4基のブースターが用いられ、Chinasat 6Cを静止トランスファ軌道へと投入しています。
今後、Chinasat 6Cは東経130度の静止軌道へと移動し、China SatcomによるTV放送サービスを提供します。
1970年の「長征1号」ロケットから始まった、長征シリーズの打ち上げ。そして長征3号は1984年から、長征3号Bは1996年から打ち上げが実施されています。さらに、今年7月には「長征5号」ロケットで打ち上げる月サンプルリターンミッション「嫦娥5号」も予定されています。
Image Credit: CGTN
■Chinese TV broadcasting satellite launched on 300th Long March rocket
[https://spaceflightnow.com/2019/03/11/chinese-tv-broadcasting-satellite-launched-on-300th-long-march-rocket/]
文/塚本直樹