EXOSエアロスペースは3月2日(現地時間)、サウンディングロケット「サージ(SARGE)」の打ち上げを実施しました。ただし、目標高度には到達しなかったことが伝えられています。
今回ニュー・メキシコから打ち上げられたサージは、「ミッション1」として複数の小型ペイロードを搭載。しかし、目標高度の80kmにたいして到達高度は20kmとなりました。
再使用が可能なサージは、今回が2018年8月に続き2回目の打ち上げとなりました。打ち上げでは強風をロケットのコントロールシステムが制御しきれず、半径7kmの予測落下地点(IIP)の限界に到達したことが伝えられています。
EXOSエアロスペースはサージの定期的な打ち上げを予定していますが、次回の打ち上げ予定は発表されていません。また、同社は地球低軌道に100kmのペイロードを打ち上げる「ジャガー」ロケットの開発も予定しています。
Image Credit: EXOSエアロスペース
■Exos Aerospace Reflies Suborbital Rocket
https://www.space.com/exos-aerospace-reflies-suborbital-rocket.html
文/塚本直樹