活動を停止したNASAの火星探査機「オポチュニティ」が、最後に撮影した画像が公開されました。上の画像は、360度のパノラマカメラで撮影されたものです。
2018年5月13日から6月10日にかけて撮影された上の画像からは、パーサヴィアランス谷やエンデバー・クレーターのフチが確認できます。
オポチュニティは火星の砂嵐により、活動に必要な発電が不可能になりました。そして2018年6月10日から通信不能となり、2019年2月に活動の終了が発表されました。
こちらは、6月10日に撮影された最後のデータです。下側の黒い帯は、画像の送信が最後までできなかったことを意味しています。オポチュニティは探査機「スピリット」とともに、火星にて予定を大幅に上回る期間の観測を実施しました。
Image Credit: NASA
■These Are the Last Photos NASA’s Opportunity Rover Took on Mars
https://www.space.com/mars-rover-opportunity-last-photographs.html
文/塚本直樹