スペースワン株式会社は、小型ロケットの射場の候補地として和歌山県串本町を選定したと発表しました。
スペースワンはキヤノン電子やIHIエアロスペース、清水建設や日本政策投資銀行が設立した宇宙ベンチャーで、小型ロケットによる商業輸送を目指しています。
そして今回候補地に選定されたのは、和歌山県串本町田原地区周辺。南方向と東方向に海を望むロケット打ち上げに適した場所で、また電車による現地へのアクセスが可能なのも魅力です。
スペースワンの射場は2019年に着工し、2021年に工事完了・運用開始を予定しています。打ち上げを予定しているのは、全長約18m、重量約23トンの固体燃料3段式ロケット。地球低軌道に250kg、太陽同期軌道に150kgの投入能力を持ち、年間20機(2020年代半ば)の打ち上げを目指します。
Image Credit: スペースワン
■小型ロケット打上げ射場の建設予定地の選定について
https://www.space-one.co.jp/doc/pressrelease190326.pdf
文/塚本直樹