JAXAの小惑星探査機「はやぶさ2」が、小惑星「リュウグウ」に人工クレーターを生成することに成功したと、JAXAが発表しました。
はやぶさ2は、4月5日に衝突装置「SCI(Small Carry-on Impactor)」をリュウグウへと分離しました。このSCIは銅製の弾丸を小惑星へと打ち込み、内部物質の取得を目指します。
上の画像は、望遠の光学航法カメラ(ONC-T)で撮影したものです。右側中央がくぼみ、人工クレーターが生成されていることがわかります。なお、人工クレーターの大きさや深さは現在解析中です。
今後、はやぶさ2は試料採取のための2回目のタッチダウンを予定しています。そして、2020年11月〜12月に地球へと帰還する予定です。
Image: JAXA、東京大、高知大、立教大、名古屋大、千葉工大、明治大、会津大、産総研
■小惑星探査機「はやぶさ2」衝突装置運用の成功について
http://www.jaxa.jp/press/2019/04/20190425a_j.html
文/塚本直樹