中国アイスペース(iSpace)は今年6月初旬の衛星打ち上げを目指しています。これが成功すれば、中国の民間企業として初のケースとなります。
北京をベースとするアイスペースは、4段式ロケット「ハイパボラ1(Hyperbola-1)」を酒泉衛星発射センターから打ち上げる予定です。
ハイパボラ1は全長38メートル、太さ2.5メートルで、3段の個体ロケットモータと1段の液体メタン/液体酸素エンジンを備えています。また、2020年には地球低軌道(LEO)に1.9トンの打ち上げが可能な「ハイパボラ2(Hyperbola-2)」を打ち上げる予定です。
中国ではランドスペース(LandSpace)が2018年10月に、ワンスペース「OneSpace」が今年3月にロケットの衛星軌道に達する打ち上げを試みましたが、どちらも失敗しています。
Image: アイスペース
■China’s iSpace to Make Private Orbital Launch Attempt in Early June
https://www.space.com/china-ispace-private-launch-attempt-june-2019.html
文/塚本直樹