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ガンダムとシャアザクが地球周回軌道に出現!「宇宙から東京2020エール!」第2弾はガンプラを搭載した超小型衛星の放出企画

sorae.jp 2019年5月15日 18時11分

2019年5月15日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2020年東京オリンピック(以下「東京2020大会」)を応援する「宇宙から東京2020エール!」企画の第2弾「G-SATELLITE 宇宙へ」への参画を表明しました。

「宇宙から東京2020エール!」は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(以下「東京2020組織委員会」)が東京2020大会を盛り上げるべく推進している「ONE TEAM PROJECT」の一環として実施されている企画です。

第1弾はJAXAと漫画「宇宙兄弟」がコラボレーション。宇宙兄弟原作者の小山宙哉さんが描いたパラパラ漫画を、宇宙飛行士の金井宣茂さんが国際宇宙ステーション(ISS)への滞在中に動かしてみせるというものでした。

こちらの動画は、ISSに滞在中の金井さんが実際に漫画をパラパラしている様子。東京2020組織委員会の公式YouTubeチャンネルにて公開されています。

第2弾となる「G-SATELLITE 宇宙へ」では、JAXAと東京大学、そして「機動戦士ガンダム」がコラボレーションし、企画専用の超小型衛星「G-SATELLITE」(サイズは10cm×10cm×30cm)を開発します。2020年3月~4月頃にISSへと運ばれたG-SATELLITEは、日本実験棟「きぼう」から放出されて地球を周回し始めます。

G-SATELLITEには、宇宙の環境でも変質しにくい素材と塗料が用いられた「ガンダム」と「シャアザク」の特別仕様のガンプラが、衛星の「コックピット」と呼ばれる部分に搭載されています。予定では、きぼうからG-SATELLITEが放出された後にコックピットが展開し、2つのガンプラが宇宙空間にその姿を現す仕組みです。

ガンプラの足元には電光掲示板が設置される他に、ガンプラの目は5色のオリンピックカラーに変化。地球や宇宙空間を背景にしたガンプラをG-SATELLITEに搭載された7台のカメラが撮影し、宇宙からエールを送る、という企画になる模様です。

ガンプラを搭載する超小型衛星「G-SATELLITE」のイメージ図(Credit: 中須賀船瀬研)

現時点では「G-SATELLITE 宇宙へ」の実施が発表された段階で、G-SATELLITEから送られた映像の配信方法などは検討中とのこと。具体的な企画内容は、今年12月に開かれる2回目の会見で明らかになる予定です。

 

Image credit: Tokyo2020/創通・サンライズ
http://www.jaxa.jp/press/2019/05/20190515b_j.html
文/松村武宏

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