NASAは新たな月面探査プロジェクトを「アルテミス(Artemis)」と命名しました。なお、アルテミスはギリシャ神話の月の女神の名前です。
現在、アメリカは2024年までに宇宙飛行士を月へと送り込むことを目標としています。2019年3月にマイク・ペンス副大統領は、月の南極に女性か男性の宇宙飛行士を着陸させると発言しました。
さらに、トランプ大統領は2020年の会計予算にて、月面着陸プロジェクトに対する16億ドル(約1800億円)の追加予算を発表しています。また、ロケットや宇宙船「オリオン」の開発、月の極領域でのロボット探査にも言及しています。
NASAは2024年の月面探査を実現するため、宇宙飛行士用のモジュールとなる「ゲートウェイ」計画を縮小し、月面着陸に注力する方針です。一方で、月での長期的かつ持続可能なプレゼンスの支援は、2028年まで延長されています。
Image: NASA
■NASA Names New Moon Landing Program Artemis After Apollo’s Sister
https://www.space.com/nasa-names-moon-landing-program-artemis.html
文/塚本直樹