NASAの月近傍の有人拠点「ゲートウェイ」は、最初は小さな規模からスタートすることになります。
NASAは、2024年までに月の南極を有人探査する予定です。当初は2028年だったこのスケジュールが早まったことにより、NASAはゲートウェイの規模をスケールダウン。2022年には電源/推進エレメントと、小型化した利用モジュールを打ち上げます。この初期形態では、2人の宇宙飛行士によるミッションが可能です。
しかし最初の月面有人探査を終えた「アルテミス」計画のフェーズ2では、より長期間かつ持続可能な有人ミッションが可能な拡張が実施されます。具体的には、燃料の再補給ステーションやドッキングステーションの追加などが想定されています。またこれは、究極的には火星探査をも見据えています。
さらに大型化したゲートウェイは宇宙飛行士の滞在を快適化するだけでなく、国際パートナーの参加も可能にすると説明されています。
Image: NASA
■NASA’s Grand Plan for a Lunar Gateway Is to Start Small
https://www.space.com/nasa-lunar-gateway-start-small.html
文/塚本直樹