NASAは月面探査の際に利用する着陸機(ランダー)開発において、民間3社を選定しました。これらのランダーは、2020年〜2021年に打ち上げられる予定です。
今回選定されたのは、アストロボティック(Astrobotic)、インテュイティブ・マシーンズ(Intuitive Machines)、そしてオービット・ビヨンド(Orbit Beyond)の3社です。開発されるランダーは、NASAの科学実験装置や技術実証機器を月面へと輸送することになります。
計画では、まずオービット・ビヨンドのランダーが2020年に、そして他2社のランダーが2021年夏に打ち上げられます。これは、NASAが2024年までに実施する有人月面探査の先駆けとなります。
NASAはアストロボティックに7950万ドル、インテュイティブ・マシーンズに7700万ドル、オービット・ビヨンドに9700万ドルを提供します。また、オービット・ビヨンドやアストロボティックは小型のローバー(探査車)に関する計画も同時発表しています。
Image: アストロボティック
■NASA Just Picked These 3 Companies to Build Private Moon Landers for Lunar Science
https://www.space.com/nasa-picks-first-private-moon-lander-partners.html
文/塚本直樹