米スペースXは2019年6月12日、「ファルコン9」ロケットの打ち上げを実施しました。ロケットの打ち上げと着陸、そしてRADARSATの投入は成功しています。
今回、ファルコン9はカリフォルニアのヴァンデンバーグ空軍基地から打ち上げられました。ファルコン9の第1段は、以前に「クルー・ドラゴン」宇宙船の打ち上げに利用されたものの再使用品です。また、打ち上げの後には地上のランディングゾーンに着陸しています。
そしてRADARSATはカナダによる地球観測衛星で、3基の衛星コンステレーションを構築します。運用高度は600kmで、画像撮影やレーダーによる船舶の追跡を実施します。
なお、今回は西海岸から地上施設へのロケット第1段の着陸に成功したことで、今後はより高頻度なファルコン9の打ち上げが期待されます。
Image: スペースX
■Used SpaceX Rocket Launches 3 Radarsat Satellites, Aces Foggy Landing
https://www.space.com/spacex-radarsat-launch-success-foggy-landing.html
文/塚本直樹