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暗い銀河の中の兆を超える星

sorae.jp 2019年6月28日 6時27分

2019年6月24日に公開されたハッブル宇宙望遠鏡の新たな画像は、かみのけ座の方向約4500万光年先に位置する渦巻銀河「M98」です。

「M98」は、銀河が密集している「おとめ座銀河団」に属していることから、M99やM100と同時に1781年3月、フランスの天文学者ピエール・メシャンによって発見されました。

メシエ天体の中でも最も暗い銀河の1つですが、活動銀河核を中心とし星形成活動が盛んに見られる渦巻腕を持っています。M98には、およそ1兆個の星が含まれており、銀河の規模は太陽質量の760億倍。また、周囲には星形成材料である水素ガスが豊富に存在していますが、それは7億年以上前にM99と相互作用した結果であると考えられています。

この画像は、1993年から2009年までの間に可動していたハッブル宇宙望遠鏡の広域惑星カメラ2「WFPC2」の可視光波長を用いて1995年に撮影されました。

 

Image Credit:ESA/Hubble & NASA, V. Rubin et al.
https://www.spacetelescope.org/images/potw1925a/

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