中国の月面探査機こと「嫦娥4号」と「玉兎2号」が、2019年6月27日に活動を再開しました。
嫦娥4号は月の裏側に着陸した着陸機で、玉兎2号はホイールで移動することができるローバーとなります。また、これらの探査機の通信を中継するためにラグランジュ点(L2)に「鵲橋」が打ち上げられました。
そして6月9日、14.5日(地球日)にわたる月の夜を迎えるにあたり、探査機は太陽電池パドルを収納。そして、放射性同位体によるヒーターを可動させ、機体が冷えすぎないように保っていたのです。
なお、6月27日に公開された玉兎2号の活動報告によれば、同探査機と鵲橋との通信に障害が確認されたそうです。これは、宇宙線の影響であることが想定されています。
Image: CNSA
■Chang’e-4 Begins Lunar Day 7 After Yutu-2 Rover Overcomes Cosmic Challenges
https://www.space.com/change-4-begins-lunar-day-7-after-yutu-2-rover-overcomes-cosmic-challenges.html
文/塚本直樹