NASAの「SLS(Space Launch System)」ロケットを打ち上げる移動式発射台がケネディ宇宙センターの発射場に設置され、今後テストが実施されます。
この発射台は、SLSと「オリオン」宇宙船による初のミッション「アルテミス1」にて利用されます。2020年ごろに実施されるアルテミス1では、無人のオリオンを月周辺を飛行する軌道へと投入します。
そしてこの発射台は2ヶ月間発射場に設置され、水消音システムや電力系統、アンビリカルシステムがテストされた後、近隣のVAB(Vehicle Assembly Building)に移動し、SLSやオリオンを迎えます。
NASAは2024年の有人月面探査を予定しており、また月周辺基地「ゲートウェイ」の建設も予定しています。
Image: NASA/Ben Smegelsky
■NASA’s Mighty Moon Launcher Moves to Rocket Pad for Solo Testing
https://www.space.com/nasa-mobile-launcher-artemis-testing.html
文/塚本直樹