インドのISRO(インド宇宙研究機関)は7月22日、月探査ミッション「チャンドラヤーン2号」を打ち上げます。
チャンドラヤーン2号はオービターとランダー(着陸機)「ヴィクラム」、ローバー(探査車)「プラギャン」からなるミッションで、ランダーを月の南極に降下させます。これが成功すれば、インドにとっては初めて、そして世界でも4カ国目となる、月面軟着陸の成功例となります。
初期計画によれば、打ち上げから数週間をかけて月周回軌道へとチャンドラヤーン2号を移動させ、その後にヴィクラムを切り離して9月6日に月の南極に着陸させます。その後、ヴィクラムとプラギャンを地球換算で14日間、月面探査を実施するのです。
もともとチャンドラヤーン2号の打ち上げは7月14日に予定されていたのですが、技術的な問題を理由に、スケジュールが延期されていました。なお、打ち上げには「GSLV MarkIII M1」ロケットが利用され、サティシュ・ダワン宇宙センターから実施されます。
Image: ISRO
■India to Launch Chandrayaan-2 Moon Lander Mission July 22
https://www.space.com/india-chandrayaan-2-moon-lander-new-launch-date.html
文/塚本直樹