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スペースXのフェアリング回収船が2隻に強化 打ち上げ価格削減目指す

sorae.jp 2019年8月17日 11時20分

米スペースXはロケットのフェアリングを回収する専用船に、新たに1隻をくわえています。

スペースXはロケットのペイロードを保護するフェアリング(ノーズコーン)を安全に回収し、再使用するために、巨大なアームとネットを船上に設置した専用船「GO Ms. Tree」を運用しています。

そしてスペースXは、回収用の専用船として新たに「GO Ms. Chief」を追加しました。これにより、2つがバラバラに落下するフェアリングの両方を回収することが可能になります。

スペースXの「ファルコン9」ロケットや「ファルコン・ヘビー」ロケットに搭載されているフェアリングは、600万ドル(約6億4000万円)と高価なもの。これをロケットのブースターと同じように再使用することで、打ち上げ価格のさらなる引き下げを狙っているのです。

 

Image: イーロン・マスク (Twitter)
■SpaceX Now Has a 2nd Boat to Catch Rocket Payload Fairings Falling from Space
https://www.space.com/spacex-second-boat-catch-payload-fairings.html
文/塚本直樹

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