みなさんは「宇宙系のサークルや団体」と聞いて何を思い浮かべますか?
ロケットの研究や人工衛星の制作、天体観測など様々な分野の活動を思い浮かべると思います。その中でも、日本で唯一”学生”が中心となって「宇宙開発」をテーマに活動している団体があります。その名も「宇宙開発フォーラム実行委員会(SDF)」(以下、SDF)です。
SDFの公式ホームページによると、SDFは2002年11月に設立し、2019年で17年目を迎える学生団体。22の大学の、文理を問わない様々な学部の学生”約100名”が所属しているとのこと。
「宇宙開発」をテーマに、SDFは一体どのような活動をしているのでしょうか。今回はSDF代表を務める船井翔さんにインタビューしてみました。
■文理融合で宇宙開発を盛り上げる
–SDFでは普段、どのような活動をしていますか?
船井翔さん(以下、船井):「宇宙開発を担う人材を生み出し、つなげる」というミッションのもと、2つの軸で活動しています。
1つ目は毎年9月に開催している<宇宙開発フォーラム>の企画・運営です。
宇宙開発に関して学際的な視点で議論する場を提供する、という目的で学生や社会人、文系や理系を問わず、約200名の参加者を集めるようなイベントを開催しています。
2つ目は今年から始まった<プロジェクト>活動です。
現在は、宇宙法をテーマにした「宇宙法研究会」、衛星データ分析を行う「dot.」、中高生向けに宇宙教育を行う「USE」の3つのプロジェクトが活動しています。
–なるほど。気になる「宇宙開発フォーラム」について詳しく教えて下さい
船井:今年の「宇宙開発フォーラム2019」は、9月14日、15日に開催します。前回は「宇宙を拓く、社会を変える」をキャッチコピーに、沢山の方にご来場いただきました。今回も昨年同様にセミナーやワークショップ、レセプションなど様々なコンテンツを用意しています。
■宇宙業界に殴りこむ!?
–では、今年の「宇宙開発フォーラム2019」のテーマは何でしょう?
船井:一言でいうと、宇宙業界に殴りこむ、です
–とてもインパクトのあるテーマですね。
船井:そうですね。「宇宙開発フォーラム」の場にて学生の宇宙開発に対する熱意を伝えたいと思っています。学生が意見を発信するというところで、大人や宇宙業界の内部の人に意外性があり、学生にとっても新たな刺激となるようなフォーラムを目指しています。
–その他、見どころを教えて下さい。
船井:今年のフォーラムでは、安全保障や芸術、システムズエンジニアリング、衛星データビジネスをテーマにしたワークショップやパネルディスカッションを行うので、ぜひお越しください!
–船井さん、今日はありがとうございました。
「宇宙開発フォーラム2019」は東京大学 武田先端知ビルにて9月14日(土)、15日(日)に開催。レセプション以外は参加費無料となっています。この機会に、学生団体の盛り上げる宇宙開発を肌で感じてみてはいかがでしょうか。
詳細は、宇宙開発フォーラム2019 イベントページ(https://peatix.com/group/59159)を参照してください。
Image Credit:宇宙開発フォーラム実行委員会