米スペースXの「ドラゴン補給船」が2019年8月27日、国際宇宙ステーション(ISS)から分離し、地球へと帰還しました。
上の画像は、カナダアーム2によってISSから分離されるドラゴン補給船の姿です。この作業は、NASAのクリスティーナ・コック宇宙飛行士が担当しました。
地球に帰還したドラゴン補給船には、約1.2トンの実験素材などの荷物が搭載されていました。そして大気圏に再突入した後、カリフォルニア沖に着水。内部の荷物は回収され、NASAのスタッフや科学者による分析がおこなわれます。
なお、このドラゴン補給船は3回の打ち上げを体験しており、7月25日の打ち上げでは約2.3トンの貨物を積載していました。その中には、新型のドッキングアダプタ「International Docking Adapter-3(IDA-3)」も含まれていました。また、次回のドラゴン補給船の打ち上げは12月4日に予定されています。
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■SpaceX Dragon Capsule Returns to Earth with NASA Science Haul
https://www.space.com/spacex-dragon-crs-18-returns-to-earth.html
文/塚本直樹