なんという劇的な結末でしょう。レッドブル・エアレースの最後のレースとなる千葉大会にて、日本の室屋義秀選手が見事優勝を飾りました!
2019年9月8日におこなわれた決勝戦で、室屋選手はRound of 14にてイギリスのベン・マーフィー選手に敗退。しかし、ファーステスト・ルーザーとしてRound of 8に進出し、フランスのフランソワ・ルボット選手に勝って決勝に駒を進めます。
そしてファイナルレースでは、室屋選手は58秒630のタイムを叩き出し、2位のアメリカのカービー・チャンブリス選手に1秒近い大差をつけて、見事優勝したのです!
なお、2019年のシーズン優勝は81ポイントを獲得したオーストラリアのマット・ホール選手が獲得。室屋選手は80ポイントで2位、そして3位はチェコのマルティン・ソンカ選手でした。
先述のように、レッドブル・エアレースは2019年シーズンで終了することがすでに発表されています。しかしこのような素晴らしい選手とスタッフ、そしてファンからも愛されている大会が終わってしまうことが、今でも信じられません。いつの日か、レッドブル・エアレースが復活することを祈りつつ、いまは室屋選手の偉業を讃えたいと思います。
Image: Mihai Stetcu / Red Bull Content Pool
■Red Bull Air Race (Twitter)
[https://twitter.com/Redbullairrace/status/1170548564944179200]
文/塚本直樹