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インド着陸機、月面にて発見も依然シグナルなし。衝突して破損か

sorae.jp 2019年9月9日 17時30分

インドの月面探査機「チャンドラヤーン2号」の探査機が2019年9月8日、ミッションに失敗した着陸機を発見しました。なお、依然としてシグナルは確認できていません。

チャンドラヤーン2号のミッションでは、まず月周回探査機が軌道に投入され、そこから分離した月に着陸する着陸機(ランダー)の「ヴィクラム」、と月面を移動する探査車(ローバー)の「プラギャン(Pragyan)」が、軟着陸を目指していました。

しかし、ヴィクラムは9月6日の降下ミッションの最中、月面から高度約2.1kmの地点で信号がロストし、ミッションの失敗はほぼ確実だと思われているのです。

そして今回、月を周回している探査機が、着陸機の存在を確認しました。ただし、ヴィクラムからの信号はなく、月面に衝突して破損していることが想定されます。

なお、チャンドラヤーン2号では今後もミッションが続けられ、探査機による月上空からの観測が続けられます。

 

Image: ISRO
■India Just Found Its Lost Vikram Lander on the Moon, Still No Signal
https://www.space.com/india-moon-lander-found-by-chandrayaan-2-orbiter.html
文/塚本直樹

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