soraeが9月8日から14日迄にお届けした天文ニュースで、注目された4つのニュースをダイジェストとしてお送りします。
■オウムアムアに次ぐ恒星間天体らしき彗星が接近中。その大きさはキロメートル級?
2019年8月に新たに発見された彗星「C/2019 Q4」は、太陽系外から飛来した「恒星間天体」である可能性が極めて高いことが分かりました。恒星間天体と言えば2017年に「地球外生命体が作ったものではないか?」と、大きな話題となった「オウムアムア」の存在があります。太陽に最接近するのは今から12月と今から3か月後。
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■ 生命居住可能領域にある太陽系外惑星で水蒸気を初検出地球からおよそ110光年離れた太陽系外惑星「K2-18b」はハビタブル・ゾーン(生命居住可能領域)にあるスーパー・アース。ハッブル宇宙望遠鏡にて撮影されたデータをもとに大気組成を調査したところ、水蒸気の存在を確認。
しかし、主星がM型恒星であることから地球のような生命が住める環境とは程遠いという。
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■ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した土星の最新画像、衛星が巡る様子もハッブル宇宙望遠鏡に搭載されている「広視野カメラ3(WFC3)」によって撮影された新たな土星の最新画像が公開。2014年に始まった「OPAL(Outer Planet Atmospheres Legacy)」プログラムによるもので、土星を巡る5つの衛星もしっかり捉えられています。
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■宇宙最初期に誕生した「老けた銀河」が見つかるおよそ138億年前に誕生したとされる宇宙。観測技術の向上により、近年ではその初期の様子が徐々に明らかになってきました。今回見つかった3つの銀河は宇宙が誕生してから3億年が経過した頃に誕生したと推測。宇宙誕生からおよそ10億年しか経っていない時点で、すでに7億歳に達していたその「老けた銀河」とは。
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Image Credit:NASA/ESA/国立天文台