ヨーロッパのアリアングループとフランス国立宇宙研究センター(CNES)は、プラットフォーム「ArianeWorks」のもとで再使用ロケットの計画をすすめています。
ArianeWorksでは、ロケット第1段の回収を目的とした2機の低価格なデモ機を製造する予定です。まず、「Frog」にて着陸アルゴリズムやアビオニクスを開発し、次の計画「Themis」へと進みます。
Themisの最初のプロトタイプは、パリのMyCTOが製造します。一方、Frogの計画ではPlanète Sciences、Polyvionics、Cachan Technology Instituteが提携します。
さらに、アリアングループとCNESは液体酸素とメタンによるエンジン「Prometheus」を開発します。このPrometheusはThemisの着陸にも利用されます。
またそれだけでなく、アリアンスペースは再使用可能なサウンディングロケット(観測ロケット)の「Callisto」の開発も発表しています。Callistoは複数のエンジンにおける、燃料のパフォーマンスを検証します。
Image: ArianeWorks
■Europe’s ArianeWorks Aims for Reusable Rockets (with a Very SpaceX Look)
文/塚本直樹