米スペースXの次期宇宙船「スターシップ」のプロトタイプ機の建造の様子が、CEOのイーロン・マスク氏によって公開されています。
スターシップはスペースXの超大型宇宙船で、内部には約100人の搭乗が可能。ブースターの「スーパー・ヘビー」と組み合わせることで、軌道打ち上げから火星探査までを担当することになります。
関連:スペースX、スターシップの初商業打ち上げを2021年に予定
そして上の画像は、そのプロトタイプ機となる「MK1」です。サウス・テキサスの施設で建設中のMK1は、最低3基の「ラプター」エンジンを搭載して飛行テストを実施します。また、フロリダの施設では別のプロトタイプ機となるMK2が建設されています。
スペースXはこれまで、テスト機「スターホッパー」によるテスト飛行をおこなってきました。そして10月にはMK1による高度20kmを目指すテスト飛行が実施されます。さらにその後、軌道に到達するテスト飛行を予定しているのです。
関連:スペースXのスターシップ・プロトタイプ、高度約19kmのテスト飛行を目指す
Image: スペースX
Source: Space.com
文/塚本直樹