JAXA(宇宙航空研究開発機構)は24日、小惑星探査機「はやぶさ2」から「MINERVA-II2」を10月3日に小惑星リュウグウに投下することを発表しました。
「MINERVA-II2(Rover-2)」は、昨年11月に移動装置などの不具合を報告しており、現在も復旧が困難という。そのため、本来の目的である移動実験から「リュウグウの重力モデルの精度向上に貢献するサイエンスデータを取得」「小惑星に小型人工物を軌道周回させることで,軌道周回化技術を蓄積」に目的を変更しています。
はやぶさ2は、2018年9月に「MINERVA-II1(Rover-1A:イブー、Rover-1B:アウル」、2018年10月には「MASCOT」の3機を投入完了しており、4機目となる「MINERVA-II2(Rover-2)」で最後となります。
なお、はやぶさ2は年内にリュウグウを離れ、2020年末に地球へと帰還する予定です。
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