米スペースXの宇宙船「スターシップ」のプロトタイプ機「MK1」の完成が近づいていることを、同社CEOのイーロン・マスク氏が画像とともに公開しています。
スターシップは約100人の搭乗が可能な宇宙船で、ブースター「スーパー・ヘビー」と組み合わせることで、国際宇宙ステーション(ISS)への補給から月面、さらには惑星探査にも利用されます。
上の画像はサウス・テキサスのボカ・チカの施設で建造中のプロトタイプ機「MK1」です。機体下部には姿勢制御のためのリアフィンが取り付けられています。
これまで、スターシップのテスト機となる「スターホッパー」による飛行試験が複数回実施されています。そしてこのMk1はもう1機のプロトタイプ機「Mk2」とともに、20kmとさらに高い高度を目指す飛行試験を実施するのです。
なお、スペースXは9月28日に開催されるイベントにて、スターシップとスーパー・ヘビーの詳細を公開します。
Image: Elon Musk (Twitter)
Source: Space.com
文/塚本直樹