カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から2019年9月25日、UAE(アラブ首長国連邦)初となる宇宙飛行士を乗せた「ソユーズ MS-15」宇宙船が打ち上げられました。
今回「ソユーズFG」ロケットで打ち上げられたのは、UAEのHazzaa AlMansoori(ハッザー・アルマンスーリ)飛行士、ロシアのOleg Skripochka(オレグ・スクリポッカ)飛行士、NASAのJessica Meir(ジェシカ・メイア)飛行士。3人は国際宇宙ステーション(ISS)へと向かいます。
ISSにはすでに6人のクルーが滞在しています。また、AlMansoori飛行士のISSへの滞在日数はわずか8日となり、その後に「ソユーズ MS-12」に他の2人の宇宙飛行士とともに乗り込み、10月3日に地球へと帰還します。
そしてSkripochka飛行士とMeir飛行士は、こうのとり8号機のドッキング、さらにおそらくはボーイングの宇宙船「CST-100 スターライナー」の無人打ち上げミッションにも関わります。
なお、今回の打ち上げによりアラブ首長国連邦は40カ国目となる宇宙飛行士を送り込んだ国となります。
Image: Bill Ingalls/NASA
Source: Space.com
文/塚本直樹