小惑星探査機「はやぶさ2」は10月3日、小型ロボット「MINERVA-II2」の分離に成功しました。「MINERVA-II2」はリュウグウの高度1km地点に接近した際に放出。今後は軌道運動の観測を数日間かけて行う予定です。
また、「MINERVA-II2」の本来の目的である”リュウグウ表面での移動実験”に関しては、昨年11月に報告された不具合により実施は難しく、新たに与えられたミッションである「リュウグウの重力モデルの精度向上に貢献するサイエンスデータを取得」「小惑星に小型人工物を軌道周回させることで,軌道周回化技術を蓄積」を遂行します。
なお、「はやぶさ2」がリュウグウで行うミッションは今回で最後。11〜12月頃にリュウグウを離れ、2020年末に地球に帰還することとなります。
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Image/Source: JAXA(Twitter)