米ロケット・ラボは2019年10月16日、エレクトロンロケットを打ち上げました。同ロケットは、人工衛星を同社史上で最も高い高度へと投入しています。
ニュージーランドのマヒア・ペニンシュラの射場から打ち上げられたエレクトロンは、人工衛星を高度1000キロメートル以上へと投入。なお、今回の打ち上げはエレクトロンにとって9回目のミッションとなりました。
そしてペイロードとして搭載されていたのは、米アストロ・デジタルの技術実証衛星の「Palisade」。16Uサイズのこの人工衛星は推進装置、独自開発の通信システム、ソフトウェアを搭載しています。
ロケット・ラボの小型ロケットは衛星打ち上げをより低価格かつフレキシブルに行うことを目指しています。その打ち上げコストはわずか500万ドル(約5億4000万円)です。
また、ロケット・ラボはヴァージニア州のワロップス島でも射場を整備しています。ワロップス島からの打ち上げは2020年前半となる予定です。
Image: ロケット・ラボ
Source: Space.com
文/塚本直樹