人工衛星への燃料補給を目的とした衛星のMEV-1が2019年10月9日、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられました。
ロシアのプロトンロケットで打ち上げられたMEV-1は、米ノースロップ・グラマンが製造。そして静止軌道へと投入され、2001年から運用されているインテルサット901とドッキングします。
MEV-1はインテルサット901へと接合したまま、5年間燃料を補給します。そしてその後に分離し、他の人工衛星への燃料補給を目指すのです。
ノースロップ・グラマンによれば、MEV-1は2トンクラスの人工衛星の運用期間を15年間延長することができます。またランデブーやドッキングシステムにより、MEV-1はドッキングと分離が可能です。
このような人工衛星への燃料補給を計画しているのはノースロップ・グラマンだけでなく、NASAやDARPA、民間会社のメイド・イン・スペースも同様の人工衛星を計画しています。
Image/Source: Space.com
文/塚本直樹