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NASAによる有人火星探査は2035年までを目処に

sorae.jp 2019年10月25日 11時20分

NASA長官のジム・ブライデンスタイン氏は国際宇宙会議(IAC)の場で、NASAによる有人火星探査は2035年までに実施される見通しだと語りました。

ブライデンスタイン氏は、「もし2024年までの有人月面探査が実現した場合、有人火星探査を加速させることになる。そして、2035年までには実現できることになるだろう」と語っているのです。

NASAはアルテミス計画として、2024年までの有人月面探査を目指しています。またそのために、月周辺の宇宙基地となるルナー・ゲートウェイを建設する予定です。

一方、現在の国際宇宙ステーション(ISS)は2024年で運用が終了する予定です。これについてIACのセルゲイ・クリカレフ氏は、現在の予定から4年延期した2028年まで運用を延期する可能性を検討するとしています。

またクリカレフ氏は、ロシアによる月面探査や貨物輸送のための宇宙船の開発の可能性についても触れています。

 

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Image: NASA
Source: Space.com
文/塚本直樹

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