米ブルー・オリジンは2019年10月22日、月面着陸船のブルー・ムーンをロッキード・マーティンとノースロップ・グラマン、ドレイパー研究所と協力すると発表しました。
ブルー・ムーンは自律飛行可能な月面着陸船で、宇宙飛行士を搭乗させたり、探査車(ローバー)やペイロードを輸送することができます。
さらにブルー・ムーンは、NASAが2024年までに宇宙飛行士を月面に立たせるアルテミス計画にて使用されることも想定されています。
ブルー・ムーンでは降下ステージにブルー・オリジンのBE-7エンジンを搭載。ロッキード・マーティンは再使用可能な上昇エレメントを製造します。そしてノースロップ・グラマンは移動用のトランスファー・エレメントを提供するのです。また、ドレイパー研究所はナビゲーションシステムを開発します。
ブルー・オリジンは弾道飛行用のニュー・シェパードを2020年に運用を開始し、再使用可能な大型ロケットのニュー・グレンを2021年に打ち上げる予定です。
Image: ブルー・オリジン
Source: Space.com
文/塚本直樹