JAXAは2019年10月28日に記者会見を開催し、小惑星探査機「はやぶさ2」のミッションの進捗とスケジュールについて発表しました。
2014年に打ち上げられたはやぶさ2は、2018年6月に小惑星「リュウグウ」に到着。これまでタッチダウンによるサンプルの回収や、探査装置の「MINERVA-II1」「MASCOT」の分離を実施しました。
そして10月3日には、探査装置「MINERVA-II2」を分離。人工衛星軌道投入(TM2)とあわせて、複数の人工周回物・異なる種類のリュウグウの重力分布推定のためのデータ取得に成功しました。
そして、はやぶさ2は今年の11月〜12月にはリュウグウを出発し、地球へと帰還します。タッチダウンミッションにて回収された試料からは、太陽系初期の姿の解明が期待されています。
Image/Source: JAXA
文/塚本直樹