JAXAは2019年11月20日、観測ロケット「S‐310-45号機」の打ち上げ実験を2020年1月8日に実施すると発表しました。
S-310は高度約150kmに到達する単段式の小型ロケットで、機体にスピンを与えて安定させる設計が取り入れられています。機体の直径は310mmです。
S-310は1975年1月以来、内之浦から35機、ノルウェーから3機、南極から7機を打ち上げています。
今回の打ち上げ実験は、高精度ペイロード部姿勢制御技術(慣性プラットフォーム)とロケットから離れた位置のその場観測技術(小型プローブバス技術)の実証を目的としています。
打ち上げ実験は内之浦宇宙空間観測所から実施され、期間は1月8日〜1月31日が設定されています。
Image: JAXA
Source: JAXA
文/塚本直樹