スペースXは11月20日に宇宙船「スターシップ」のプロトタイプの低温圧力テストを実施しましたが、その途中で機体が破損するというトラブルに見舞われました。
スターシップは100人が搭乗できる、超大型の宇宙船です。これは「スーパー・ヘビー」ブースターと組み合わせることで、人工衛星の打ち上げだけでなく、月や火星開拓にも利用されます。
今回のプロトタイプ「Mk1」のテストは、サウス・テキサスのボカ・チカで実施されました。しかしテスト中にスターシップの上部構造が吹き飛ぶなど、実験は明らかに失敗しています。
なお、スペースXのイーロン・マスクCEOはこのMk1を修理するのではなく、新たなプロトタイプ「Mk3」の開発に注力する予定だとしています。
現在スペースXはフロリダ州のスペース・コーストにて、Mk2の製造を続けています。一方でMk1は年内にも高度20キロメートルを目指す打ち上げが予定されていましたが、今後のスケジュールは不明です。
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Source: Space.com
文/塚本直樹