中国は12月7日、太原衛星発射センターにて「快舟(かいしゅう)1号甲」ロケットの打ち上げを2度実施し、いずれも正常に軌道に投入されました。
1度目は、日本時間11時55分に「吉林一号高分02B」を搭載した快舟1号甲が打ち上げられました。吉林一号高分02Bは、中国の宇宙ベンチャー「長光衛星技術有限公司」が開発した高分解能地球観測システム(高分)。先月11月13日には「吉林一号高分02A」打ち上げられ、無事に軌道に投入されています。
続いて17時52分には、複数の人工衛星が搭載された快舟1号甲の打ち上げを実施。搭載された人工衛星は、「和徳二号A,B」「天儀16,17号」「天啓四号A,B」の6個。これらの衛星は、環境情報の計測や緊急時の通信の強化、災害時の緊急監視などに用いられます。
なお、中国メディアによると、太原衛星発射センターによる6時間以内で2度のロケット発射は、中国の宇宙開発において新記録を樹立したと報道されています。
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Source: cnBeta