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スペースX、スターリンク衛星60機の打ち上げに成功 フェアリング回収も実施

sorae.jp 2020年2月4日 11時43分

スペースXは1月29日、ファルコン9ロケットの打ち上げを実施しました。これにより、スターリンク衛星60機が軌道へと投入されています。

スターリンクは衛星ブロードバンドを構築することで、世界中にインターネットを提供する計画です。すでに180機の衛星の打ち上げが実施されており、今回のミッションにより240機が打ち上げられたことになります。

スペースXを率いるイーロン・マスク氏によれば、スターリンクが最小限のサービスを提供するのに400機、それなりのエリアをカバーするには800機の打ち上げが必要だとされています。また、年内にもサービスが開始されるとの海外報道もあります。

そしてケープ・カナベラル空軍基地から打ち上げられたファルコン9は、以前にはドラゴン補給船の打ち上げに利用された再使用品。また衛星打ち上げの後、ロケット第1段は海上のドローン船へと着地しています。

さらに今回は、巨大なネットを張った回収船により、フェアリング(ノーズコーン)の片方の回収にも成功しています。スペースXはこのフェアリングも再使用することで、さらなる打ち上げコストの低減を目指しています。

 

Image: SpaceX
Source: Space.com
文/塚本直樹

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