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ヴァージン・オービット「ランチャーワン」2回目の打ち上げ試験を12月20日に実施

sorae.jp 2020年12月2日 10時43分

2020年5月、1回目の打ち上げ試験においてエンジンの空中点火に成功したランチャーワン(下)と母機のコズミック・ガール(上)(Credit: Virgin Orbit/Greg Robinson)

ヴァージン・オービットは現地時間11月30日、空中発射ロケット「ランチャーワン(LauncherOne)」による2回目の打ち上げ試験(Launch Demo 2)が日本時間2020年12月20日3時~7時に実施される予定であることを明らかにしました。

ランチャーワンは2段式の小型ロケットで、高度500kmの太陽同期軌道には300kgまで、高度230kmの低軌道には500kgまでの衛星を投入する能力を備えているとされています。日本時間2020年5月26日にはランチャーワン初の打ち上げ試験が実施されており、この時はボーイング747-400を改修した空中発射母機「コズミック・ガール(Cosmic Girl)」からの投下と1段目エンジンの点火には成功したものの間もなく異常が発生し、打ち上げは失敗に終わっています。

ヴァージン・オービットによると、今回スケジュールが発表されたランチャーワン2回目の打ち上げは5月の打ち上げに続くデモンストレーションの位置付けではあるものの、NASAによる超小型衛星の打ち上げ支援プログラム(ELaNa:Educational Launch of NanoSatellites)の下、カリフォルニア工科大学をはじめとした全米各地の大学やNASAエイムズ研究センターで開発された10基の超小型衛星が実際に搭載される予定です。

なお、同社によると翌12月21日にも同じ時間帯での打ち上げウィンドウが確保されており、状況に応じて週明け以降にスケジュールが変更される可能性もあるとのことです。

組み立て中のランチャーワン(2020年8月撮影。Credit: Credit: Virgin Orbit/Greg Robinson)

 

関連:ヴァージン・オービット「ランチャーワン」の打ち上げ初試験は失敗に終わる

Image Credit: Virgin Orbit/Greg Robinson
Source: ヴァージン・オービット
文/松村武宏

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