NASAとSpaceXは、クルードラゴン宇宙船運用2号機(Crew-2)の打ち上げを4月20日以降に予定していると発表しました。このミッションでは、日本人宇宙飛行士の星出彰彦飛行士を含む4人が国際宇宙ステーション(ISS)へ向かい、長期滞在を行います。
クルードラゴン宇宙船は、フロリダ州にあるケネディー宇宙センター39A発射台からファルコン9ロケットによって打ち上げられ、ISSにドッキングする予定。また、現在ISSに滞在中のCrew-1のメンバーと同時に滞在する可能性があります。それにより、野口聡一飛行士と星出彰彦飛行士という2人の日本人飛行士の同時滞在が実現するかもしれません。なお、現在ISSに滞在中であるCrew-1のメンバーは、4月下旬から5月上旬に地球へ帰還する予定です。
Crew-2では、NASAの宇宙飛行士であるロバート・キンブロー氏が船長、メーガン・マッカーサー氏が宇宙船のパイロットを務めます。メーガン氏は、2020年5月に行われた「Demo-2」ミッションにおいて、クルードラゴン宇宙船に初めて搭乗したロバート・ベンケン飛行士の妻です。また、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)のトマ・ぺスケ氏、JAXAの星出氏はミッション・スペシャリストを務めます。星出飛行士は、3回目の宇宙飛行。ISSの長期滞在では、日本人として2人目となるISSの船長を務めることも明らかになっています。
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Image Credit: NASA/SpaceX
Source: NASA
文/出口隼詩