エヴァ・グリーン主演×『裸足の季節』(15)の脚本が絶賛で迎えられたアリス・ウィンクール監督により、かつてない斬新な視点で女性宇宙飛行士の葛藤と親子の絆を描き出す『約束の宇宙(そら)』が4月16日(金)より全国公開します。
<STORY>フランス人宇宙飛行士のサラ(エヴァ・グリーン)は、欧州宇宙機関(ESA)で、長年の夢だった宇宙へ行く事を目指して、日々訓練に励んでいる。物理学者の夫とは離婚し、まだ 7 歳の娘ステラ(ゼリー・ブーラン・レメル)と二人で暮らしている彼女は、“Proxima(プロキシマ)”と名付けられたミッションのクルーに選ばれる。大喜びの彼女だったが、このミッションに旅立てば、約1年もの間、娘と離れ離れになる。過酷な訓練の合間に、娘は母と一つの約束をする。「打ち上げ前に、2人でロケットを見たい」と。母は約束を果たし、無事に宇宙へ飛び立てるのか。
音楽は、世界で活躍し続ける坂本龍一が担当。やさしく美しい旋律が、母と娘の物語を包み込みます。共演に、マット・ディロン(『クラッシュ』『ハウス・ジャック・ビルド』)、ザンドラ・ヒュラー(『ありがとう、トニ・エルドマン』)、ラース・アイディンガー(『パーソナル・ショッパー』)という欧米の実力派俳優が集結。内に秘めた情熱とごく普通の母の横顔を持ちながら、宇宙飛行士たちの知られざる訓練や壁にぶつかりながらも懸命に夢を追い、母と娘がともに成長をしていく。今日的でタフなしなやかさを体現したあたらしいヒーローの姿に迫る人間ドラマとなっています。
ウィンクール監督は「私にも8歳の娘がいるせいか、自分と同じ子供のいる女性宇宙飛行士たちの親子関係について、特に心惹かれるものがありました。母が娘と離れ離れになるプロセスを、地球を離れる宇宙飛行士に重ねて探求したいと思いました」と製作の経緯を振り返っています。
宇宙飛行士への情熱と娘への愛の間で葛藤する母親の姿が丁寧に描かれた本作。愛しさと寂しさを抱えながら成長する親子の物語に震えた、著名人の鑑賞コメントもあわせて公開されています。
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お会いした宇宙飛行士の方々は、完全無欠に思えました。 でもきっとそれぞれ悩みを抱えながら、宇宙へと飛び立っていたんですね。
宇宙飛行士になりたい自分にとって、“観なければならない”映画でした。
―黒田有彩(タレント)
子供の目に働く親が常にかっこいいとは限らない。 約束も破るし、話しをする時間も無い。
でも、常にお互いを思い合うと言う事で繋がっている。 働く姿を見せて子供を思うって、切なくもあり、美しくもある。
―坂下千里子(タレント)
宇宙飛行士としてのキャリアと母としての役割、 その両立で葛藤する主人公エヴァ・グリーンの美しい演技に感嘆。
何事にも全力で向き合う姿は、時にもどかしくもたくましく、 果敢に今を生きる私たちの背中を押してくれる。
―篠原ともえ(デザイナー/アーティスト)
セクハラ男やパワハラ男をも味方にし、元夫とも良好な関係を築いて、着々と夢を実現する主人公。
唯一コントロールできないのが娘の気持ち。宇宙への旅と、娘の心の宇宙を、忖度なく必死で守ろうとする姿がすばらしい。
―田嶋陽子(女性学研究者・元法政大学教授)
子育てをしながら働く女性であれば誰もが体験する母と子の繋がりの物語。自分の夢も娘も大切な宝物。
仕事をしながら大切な家族を守っていく姿に元気をもらえる映画だ。
―永田美絵(コスモプラネタリウム渋谷チーフ解説員)
日々の生活や子供を育てること、と同列に宇宙で働くことがある。 映画でそれを描いてくれてありがとう。
―矢野顕子(ミュージシャン)
Image Credit: CCarole BETHUEL CDHARAMSALA & DARIUS FILMS