中国は地球観測衛星「高分12号02」の打ち上げに成功しました。衛星の発射は、3月31日に酒泉衛星発射センターで行われました。衛星を搭載した中国の主力ロケット「長征4C」は、打ち上げ後軌道投入に成功したということです。今回の打ち上げにより、長征4Cロケットは総計73回の打ち上げ、長征シリーズは364回目の打ち上げとなりました。
高分12号02は上海航天技術研究院(SAST)によって開発されました。ロケット打ち上げを行う中国航天科技集団公司によると土地測量や都市計画、道路設計、作物収量予測、災害対策に使用されるということです。また2010年5月にスタートした中国のプロジェクトである中国高解像度地球観測システム(CHEOS)の一部としても活用されます。
高分12号01は2019年11月27日に太原衛星発射センターで打ち上げられています。
今回の打ち上げは中国にとって2021年8回目の打ち上げとなりました。中国は現在、独自の宇宙ステーション開発を行っています。宇宙ステーションのコア機体は4月29日の打ち上げを目指して、準備が進められているということです。
Credit: CASC
Source: CASC/SpaceNews/NASASpaceFlight.com
文/出口隼詩