2010年2月に打ち上げられたNASAの太陽観測衛星「SDO(ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー)」は、太陽磁場や太陽風など太陽に関する様々な観測を行っています。
soraeでは今までもSDOが捉えた様々な太陽の姿を記事にしてきましたが、今回紹介するのは、2016年2月に公開された「2015年1月1日から2016年1月28日までの太陽の姿を捉えたタイムラプス映像」です。動画内での1フレームは2時間で、1年を数分にまとめ上げています。
この動画は、SDOに搭載された装置「AIA(Atmospheric Imaging Assembly )」による、171オングストロームの極紫外領域の波長で、60万ケルビンに達する太陽コロナの活動を撮影しています。動画に映し出された太陽は若干のサイズ変化があるようですが、それはSDOと太陽の距離が時間とともに変化していることが原因とのことです。
文字では神秘的感を伝えにくいこちらの動画ですが、YouTubeの画質の設定で4K解像度(2160p)を選択することが可能なので、ぜひ4Kに対応したテレビやディスプレイで見てみてください!
なお、上の動画以外にも様々な波長で捉えた太陽の迫力ある4K動画も公開されています。以下の動画は2015年11月に公開されたもので、YouTubeで視聴する以外にもNASAのホームページからダウンロードすることが可能です。ただし、最高画質は「3840×2160、59.94fps」で、なんと容量が”234.5GB”もあるので注意してくださいね。
関連:灼熱の太陽コロナループから降るプラズマの「雨」
Image Credit: NASA Goddard(YouTube)
Source: SDO: Year 6 Ultra-HD / Thermonuclear Art – The Sun In Ultra-HD (4K)
※こちらは2016年2月16日に公開された記事を加筆修正したものです。