ジェフ・ベゾス氏は、来月7月20日に行われる米宇宙企業「ブルーオリジン」初の有人サブオービタル飛行で同社の宇宙船「ニューシェパード」に兄弟のマーク・ベゾス氏と搭乗すると、自身のインスタグラムで発表しました。
ブルーオリジンは、現在、ニューシェパードの座席のうち一席をオークションにかけており、搭乗者を募集しています。6月8日現在、入札額は約350万ドル、日本円で約3億8300万円です。オークションの締め切りは今月12日で、当日にはオンラインで最終的なオークションが開催されるということです。これによりジェフ・ベゾス氏と一緒に搭乗する参加者が決まります。なお、落札金額は同社の非営利団体「Club for the Future」に寄付されます。
ベゾス氏はインスタグラムに投稿した動画の中で、「人生でずっとやりたかったこと。これは冒険で、意味のあることだ。」と話しており、兄弟のマーク氏は「このような冒険だけでなく、親友(ジェフ氏)と一緒にできるという素晴らしい機会だ。」とコメントしています。
ブルーオリジンはこれまで同社の宇宙船「ニューシェパード」を使用し、15回の無人飛行を行ってきました。今年の7月についに有人のサブオービタル飛行が行われます。7月20日は、1969年にアポロ11号が人類初の月面着陸をしてから52年目となります。どのような飛行となるのか、目が離せません。
Image Credit: Blue Origin
Source: Blue Origin/ Space News/ Spaceflight Now
文/出口隼詩