小田急電鉄株式会社が運営するロマンスカーミュージアムで、「はやぶさ2」帰還カプセル等を展示する特別展示「小惑星探査機『はやぶさ2』の旅×ロマンスカーの旅」が2021年9月3日(金)~9月7日(火)の期間限定で開催されます。
ロマンスカーミュージアムは、2021年4月19日に神奈川県海老名市にオープンした小田急線開業以来初となる屋内常設展示施設。特別展示「小惑星探査機『はやぶさ2』の旅×ロマンスカーの旅」では、歴代ロマンスカーが並ぶロマンスカーギャラリーにおいて、「はやぶさ2」帰還カプセル等を展示。生命の起源の謎を解き明かすために地球を出発した「はやぶさ2」の旅と、長年にわたり多くの人や想いを乗せて走り続けているロマンスカーの旅を比較するパネル展示も実施されます。
また、特別展示はJAXA発信の「小惑星探査機『はやぶさ2』帰還カプセル展示」協力団体公募の選考を経て開催が決定したもので、全21施設のうちロマンスカーミュージアムが最初の展示施設としてスタートするとのことです。
なお、現在ロマンスカーミュージアムでは、新型コロナウイルス感染症対策の観点から入場は事前予約制となっており、公式サイトの予約ページから入館日の一ヶ月前より受付しています。入場料金や事前予約、休館日などの確認はロマンスカーミュージアムの公式サイトを参照してください。
ロマンスカーミュージアム:https://www.odakyu.jp/romancecarmuseum/
■はやぶさ2の展示内容「インスツルメントモジュール」
カプセル本体部分。サンプルを入れておくための
コンテナやパラシュート等が収められていた。
「搭載電子機器部」
カプセルの頭脳となった電子回路。大気圏再突入時にデータを取得する飛行計測モジュールも搭載された。
「前面ヒートシールド」
大気圏突入時の高熱からカプセル本体を守る役割を担い、内部への熱の伝わりを抑えた。
「背面ヒートシールド」
カプセルの進行方向反対側を守り、パラシュートを引き出す役割も果たした。
「パラシュート」
強くて軽く、十字形をしていて着陸の際に活躍。予定通り上空約10kmで開き、ゆっくりと着地した。
※展示内容は変更になる場合があります。
Image Credit: 小田急電鉄 / JAXA
Source: 小田急電鉄
文/sorae編集部